当社の過去コラム『2019年から始まるフランスの源泉徴収方式』で詳しくご説明させていただきましたように、本年度よりフランスでは源泉徴収方式が始まりました。雇用主である企業や年金機関に対して、税務署が納税者各自の源泉徴収率を連絡し、企業や年金機関はその源泉徴収率を天引きした後の金額を会社員や年金受給者の銀行口座に振り込みます。

フランスでは4月から6月初めにかけて、前年度の所得に関する確定申告をします。その後、7月末から8月にかけて納税証明書が送られてきます。新しい納税証明書を元に、各自の源泉徴収率が見直され、連絡を受けた企業や年金機関は9月分の支払いからアップデートされた源泉徴収率を適用し始めるのです。

よって2018年度の年収がアップした人は、9月から天引きされる税率が高くなり、昨年度所得が下がった人の源泉徴収率は今月から下がることになります。今月のお給料日に「なぜ先月よりも手取りが下がるんだ?」と焦られる方が出てくるかもしれませが、それは会社のせいではなく、源泉徴収率が更新されたからなので、怒らないでくださいね(笑)