フランス人は「税負担が高い」と常に文句を言っていますが、確かに本当に高いです。。。でも税負担には、いわゆる税金だけでなく、かなりの割合で社会保障系の支払いが含まれており、その恩恵を受けられる機会も多々あります。

私はPARIS FPという会社を立ち上げた自営業者ですが、産休手当てや育休手当ても出ましたし、研修手当ても毎年受けています。高い税負担には、こうして還元されている部分がかなりあるんですよね。

私はフランス金融市場庁公認の金融投資アドバイザーとして、2年ごとに60時間以上の研修を受けなければなりません。有料の研修も毎年何度か受けるのですが、ありがたいことにOPCA(労使同数職業訓練費徴収機関)という機関を通じて、自営業者の私でも補助金がもらえるんですよ。

ちなみに昨年度、私が研修に使った費用は750ユーロ(10万円弱)。その全額をOPCAに負担してもらえました。これだけの金額が戻ってくるとは、結構大きいですよね。研修はこれからもずっと続くので、OPCAへの申請手続きは少々面倒ですが、こういう制度があるお陰で助かっています。