オバマ元大統領は、毎年夏に読書リストを公表しているほか、年末にはその年に印象に残った本・映画・音楽をまとめた「お気に入りリスト」も発表しています。なかでも、毎年夏に公表される読書リストは、世界中の読書家が注目する恒例企画です。私も毎年、読む本を選ぶ参考にしています。
2026年夏のリストは、オバマ財団のサイトでも紹介されています。

その中から3冊の小説をキンドルにダウンロードし、夏のバカンスに出発しました。そのうちの1冊は、読み終えてから数週間たった今も、相変わらず私の心に余韻を残しています。様々な賞を受賞している女性作家のアン・パチェットが書いた『Whistler』という小説です。

家族や人間関係には様々な形があり、人はそれぞれ事情を抱えながら生きています。子供から大人になり、やがて生涯を終える日が来るまでの間に、誰とどんな風に信頼を築き、時間を共有していきたいのか。そんなことを、改めて考えさせられました。この小説には、私の周りにはいないタイプの人物も多く登場します。自分とはまったく違う人たちのことを、小説を通じて少し想像できるようになった気がします。その想像力を、少しでも他人への優しさにつなげていけたらいいなと思いました。

普段は金融・経済関連など、実務的な本ばかり読みがちな私ですが、この一冊を読んで、今年は小説も積極的に読んでいきたいという気持ちになりました。

ちなみに、オバマ元大統領の2026年夏の読書リストにある本は、少なくとも私が確認した範囲では、現時点で日本語訳はまだ見当たりませんでした。とはいえ、オバマ元大統領の推薦をきっかけに、今後翻訳本が出る作品もあるかもしれません。ご興味のある方は、ぜひチェックしてみてくださいね。