いよいよパリ五輪開催が近づき、街全体がわくわくソワソワしています。

パリ観光局の予測では、五輪の観光客の人数はなんと1530万人になるそうです。ホテルだけでは滞在先が足りないので、Airbnbなどの賃貸物件にも予約が殺到しています。

オリンピック開催中は、通常の2~3倍の家賃でも借り手が見つかるため、「この機会に一儲けしよう」と考える人が多いようです。突然、大家さんから『賃貸契約終了の通知』を受け取る借主が、年末年始あたりから突然増えているとのこと。

しかしながら、皆が同じことを考えて物件を賃貸に回せば、需要と供給の関係から当然のごとく家賃は下がります。3月5日にパリジャン紙で発表された、地価情報サイトのLycaon Immoの調査によりますと、AirbnbやAbritel、Booking.comなどのレンタルプラットフォームでの宿泊料金は直近1カ月で13%も値下がりしたそうです。

パリ中心地やオリンピック会場の近くでは相変わらず賃貸料金が高止まりしているようですが、少し場所をずらせば観光客も多少は物件を見つけやすくなるかもしれませんね。