当社のメイン業務は、金融投資アドバイザーとして、お客様のアセット・アロケーションのアドバイスをすることです。当社経由で口座をご開設いただき、リスク資産に投資されていらっしゃるお客様には、毎月初、月末残高報告をお送りしております。月末残高報告には、お客様の口座の残高推移表、マーケット・コメント、そして今後の対策などが含まれます。

2022年度最初の6ヵ月でS&P500は20,58%も下落しました。年の上半期でここまで大きな下落を記録したのは、なんと1970年以来のことです。ナスダックの下落率は更にひどく、半年で29.51%の急激な下がりようでした。7月はマーケットがかなり持ち直したので、お客様に久しぶりにいいご報告ができて嬉しかったです。

今年前半のパフォーマンスは散々な状況でしたが、強烈に悪い時期の後には、とてもいいパフォーマンスが出るものです。上記で「本年度上半期のS&P500の下落率が1970年以来の悪さだった」というお話をしましたが、本年度以上に、上半期に大きく下がった年である1970年は下半期において、S&P500がたった6ヵ月でプラス27%のパフォーマンスを実現したのです。取りあえず、本年度の下半期のスタートとなった7月は大きなプラスとなりましたが、年末に向けてどうなるのでしょうね。

マーケットは生き物ですので、いい時もあれば悪い時もあります。昨今の激しい変動率は個人投資家にとって厳しいものがありますが、数か月のマーケットの動きに動揺し本来の長期的な目的を見失ってしまうことのないよう、アドバイザーとしてお客様に寄り添いながら、これからもしっかりフォローさせていただく所存でございます。

皆様どうぞ引き続き素敵な夏をお過ごしください。