夏のバカンス第一弾でロンドンに行ってきました。滞在自体は楽しかったのですが、初日、現地に到着するまでが大変でした。

パリ北駅に行くと、ユーロスターの入り口に尋常でない長さの行列があり、とても嫌な予感が・・・。何の表示もアナウンスもないので係員に問い合わせてみたところ、どこかで火災が起こったために電車がストップしているとのこと。行列はほとんど前に進まず、出発時間は刻々と迫ってきます。しばらくすると、ユーロスターから『あなたの電車はキャンセルになりました。ご旅行をキャンセルするか、チケットを変更されるかお選びください』と携帯にメッセージが送られてきてしまいました(泣)!

ロンドンの滞在先も予約済みなのでキャンセルなんてもちろんしたくないですし、チケットをインターネット経由で変更すると、家族四人がバラバラの席に座らされたりしそうなので、「とにかく駅構内に入って、窓口で直接チケットの変更をしよう」と、そのまま並び続けました。

私たちが予約していた電車の出発時刻は13時13分でしたが、税関を通り、駅構内に入れたのは既に14時過ぎ。その後、チケットの変更のためにまたもや長蛇の列に加わり、ようやく私の番になったら「ご家族全員が一緒に座りたいのであれば、16時13分発の電車までお待ちいただかなければなりません」とぴしゃりと言われてしまいました。他に選択肢もないのでOKし、待合室で長~いこと暇つぶしです。

ところが、それだけではまだ終わらず、その変更した電車も出発時間が1時間遅れになってしまったのです!結局、トータルで4時間以上の遅れになり、家族全員疲れ切りました。

ユーロスターを降りる直前に、車内アナウンスが流れ「1時間以上の遅れとなり、皆さまには大変ご迷惑をおかけいたしました。ユーロスターのサイトで所定のお手続きをしていただけましたら、一部料金が払い戻されます」と言われ、その日の夜、依頼を出してみたところ、半額が戻ってきました。自分から頼まないと払い戻してもらえないところが、何だかな~、という感じですよね。

ちなみにユーロスターのサイトで確認したところ、遅延運行には次のような決まりが設けられているそうです。

遅延時間 払い戻し割合
60~119分 25%
120~179分 50%
180分 75%

「私が当初予約していた電車の出発時刻から4時間遅れたんだから75%払い戻しじゃないの?あ、でもキャンセルになった電車のチケットを16時13分発の電車のチケットに変えてもらったから、変更後の電車の遅れしか加味してくれないのかしら?でもそうだとすると、16時13分発の電車は1時間しか遅れていないから、通常、払い戻しは25%だけのはずなのに、どうして50%も払い戻されたのかしら?」と、どうも腑に落ちないところがありますが、もうこれ以上時間をかけるのも面倒なので、このままにしました。

という訳で、やっとの思いで辿りつけたロンドンでしたが、行く価値は十分にありました!今回の旅行で一番感動したのは、月面着陸50周年記念でロンドン自然史博物館内に浮かんでいたこちらの月です。

本物の50万分の1の縮尺の、この大きく美しい月を間近で見上げて、入場者たちの表情も幸せいっぱいで本当に素敵でした。