先日、日本から友人が息子さんを連れて泊りにやって来ました。楽しい時間を過ごし、彼らが帰国していったまさにその日の夜、うちの娘の体のあちこちに赤いポツポツを発見!

水疱瘡にかかったのです。

慌てて帰国した友人に連絡をして「娘が水疱瘡になっちゃったんだけど、もうxx君は水疱瘡やったよね?」と聞いたところ、「やってないけど予防接種受けてるから、うつったとしても症状は軽くて済むはず」という返事が。「え?水疱瘡の予防接種???」と聞いて一瞬驚いたのですが、その後、色々調べてみたところ、日本では義務ではないにしろ、多くの子供たちが水疱瘡の予防接種をしているんですね~。知りませんでした。

保険総局の予防接種ガイダンスによると、フランスでは下記に定義されたケースを除き、通常は水疱瘡の予防接種は勧められていないそうです。

● 水疱瘡の患者に接触してから3日以内の、水疱瘡歴のない18歳以上の人。
● 幼少時代に水疱瘡にかからなかった12歳~18歳の子供。
● これから妊娠を考えている女性で、水疱瘡にかかったことのない女性。
● 医療関係の学業や職業に従事する人、小さい子供たちと関わる仕事に従事する人などで、過去に水疱瘡歴のない人。
● 過去に水疱瘡にかかったことがなく、臓器提供を受けようとしている子供。

という訳で、フランスではほとんどの子供が予防接種を受けないため、保育園や幼稚園で時々、水疱瘡が大発生します。感染した子供は丸々1週間、学校をお休みしなければならないので、おうちの人も仕事を休んだり、シッターさんを雇ったりと、てんてこ舞いになります。私も先週1週間は、娘の相手をして日中は全く仕事にならず、毎晩、子供たちが寝静まった後に仕事をするはめになり大変でした。ふーっ。