数日前に送られてきたフランス経済・財務省のニュースレターに、ここ最近、SNS経由で蔓延している詐欺に関する記事が書かれていました。
その詐欺の仕組みは、次のようなものです。
1.「簡単にお金を稼げます!」という広告につられて返事をしてしまう。
2. 現金、小切手、振込など様々な方法で、自分の元にお金が入ってくる。
3. そのうちの一部の金額は自分がキープし、残額を指定された銀行口座に振り込む。
4. 実はそのお金のやり取りは、犯罪者がマネーロンダリング(資金洗浄)のために行っていることなので、お金の入出金をしてしまった人も、犯罪に加担したことになる。
簡単な儲け話に乗って、上記のようなことをしてしまいますと、フランスでは最長5年の懲役、および375,000ユーロ(現在の為替レートですと約6450万円)の罰金となります。
「犯罪に関与しているなんて知らなかった」では済まされない、重い懲罰が用意されているのです。世の中、簡単な儲け話など存在しませんので、詐欺に遭わないよう、十分に気を付けましょう。